WEBデザイン

楽しい人物補正 始めの一歩

2015/08/22

自分が最初に働いた会社がWEBの制作会社ではなく画像処理会社のWEB部門だったので、WEBの仕事が暇な時期はちょこちょこ画像処理部門を手伝ったりしていました。当時の上司も
もともと画像処理の人間だったので、ソースの汚さで怒られることはなくても、Photoshopのレイヤーが汚いと怒られる感じでした。その当時学んだ画像処理の技術が、今ファッションや、ビューティー系の案件でかなり役にたっています。なので、ざっくりと人物補正の基本的な流れを書こうかと思います。

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人物補正 流れ
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STEP1 シミ、そばかすとり

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まずオリジナルの画像から、スタンプツールや修正ブラシツールを使ってシミやソバカスや傷などをチクチクとっていきます。コツとしてスタンプツールも修正ブラシも一切ぼかさないで半径も小さくして使います。(画像サイズや物によりますが、自分はだいたい5px前後ぐらいで作業します。)ボカシがあるブラシを使って修正していると、だんだんと写真がぼけていってしまいます。ボカシなしでやると慣れないうちはなかなかうまくいきませんが、顔の凹凸を意識して作業するといいかと思います。この作業をちゃんとやるかやらないかで、その後のクオリティーに差が出てきます。なので面倒な作業ですがキッチリとやりましょう。

STEP2 肌のキメをととのえる

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次に肌のキメを整え、毛穴などを消していきます。まず顔、肌の部分だけパスで切り抜き、[フィルター]→[ぼかし(ガウス)](今回は半径0.5~1.5ぐらい)をかけて、一旦マスクで全て塗りつぶします。それに対して不透明度10~15%ぐらいに設定したブラシで、キメを整えたい部分に対してマスクを描き出していきます。特に、目の下、口周り、口角部分、鼻の下、鼻筋、ホウレイ線あたりが特に荒れている事が多いのでその辺は強めに描きだしていきます。ちなみに[ぼかし]を強めにかけ過ぎると、ツルツルになりすぎてインタビュー系とかのナチュラルな質感が必要なときは不自然な感じになってしまいます。逆に人形っぽい感じが必要な時は、強めに[ぼかし]をかけて肌の質感を均一にしていくといいかと思います。

STEP3 大まかの陰影を調節する

次に大まかな顔の陰影を調節していきます。今回サンプルで使用している写真は逆光気味で顔が暗いのでトーンカーブを使って全体的に明るくしていきます。ちなみに今回のサンプルのような逆光の写真でなくても自分は違和感のない程度には顔は明るくします。肌をワントーンあげるイメージです。トーンカーブを使って明るくする際も、ただ明るくするのではなく色味を意識しながら調整していきます。特に元々暗めの写真を明るくとしていくと部分部分で、赤っぽい部分、青っぽい部分などが出てくるので、全体的に色味を合わせるイメージで調整していきます。

STEP4 細かい部分の陰影、肌質を調整する

大まかな陰影を調節したら次に細かい部分の陰影、肌質のキメを調節していきます。明るさや色味を調節する場合は、一気にトーンカーブで調節するのではなく、例えば目の下とか細かい部分部分でマスクをかけてトーンカーブで調整していった方がやり易いかと思います。また。明るさを調整していく過程で所々で肌の荒れが目立つところが出てくるかと思うので、また部分部分切り抜き[ぼかし]をかけてマスクで描きだして調整していきます。

STEP5 歯、目を明るく白く

次に歯と目を調整します。まず歯はマスクをとって明るくし、黄色がかっているので黄色を抜きながら白くしていきます。虫歯や歯かけが目立つようであれば併せて修正していきます。黄色を抜きすぎて青っぽくなりすぎないように注意します。
目に関しては、今回はほとんどありませんでしたが、白目から目の血走りをとり白目を歯を修正したのと同じように白くしていきます。そして黒目に光をいれます。黒目に光を入れると目力が増します。

STEP6 最終調整 完成

最終調整として、補正をしていくに従って顔が明るくなりすぎた気がして、周りの背景と首の色と比べると顔だけ浮いて見える感じがしたので、顔、首の明るさコントラストを調整しました。
また、補正の過程で顔部分とそれ以外の部分で、画像自体の粒子感がちょっと異なってきていたので(補正をした顔部分の方が回りに比べて画質がなめらかすぎる)、[フィルター]→[ノイズ]→[ノイズを加える(ガウス分布 / 0.6%)]をかけて全体の画像の粒子感をあわせます。
以上で顔補正のおおまかな流れとなります。最終的に補正したように見えないように補正するのが理想です。
ちょっと肌をツルツルしすぎたかなと思っています。今回のサンプルだともう少しソバカスをのこして肌の質感を出した方がよりナチュラルな仕上がりになるかと思います。

おまけ 整形

おまけで、顔を横幅97%に変形し、目を若干おおきくし位置、角度を微調整し、小鼻を若干小さくしました。自分的にはあまり顔を細くしたり目を大きくしたする補正は、顔が変わってしまうし顔のバランスが崩れるせいか違和感が強くなるのであまりしないようにしています(作業的にも結構大変ですし)。

自分は案件にあわせて肌の質感、肌の色味、コントラストを調整していました。例えばクールな印象が求められていれば、肌の質感を取りつつ肌から赤味を抜き若干青白っぽく処理してコントラストを強めにするとか、キュート系であれば肌はピンクっぽくしてコントラストは若干弱めで場合によって肌質は少し残すとか、いろいろと調整していました。のちのち色々と調整がしやすいようにレイヤーを作っておくと何かと便利です。

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人物補正 流れ
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