就職・転職

Webデザイナー・フロントエンドエンジニアに就職、転職したいなら、どのようなポートフォリオを作れば採用されるか。

2020/07/29

『Web制作会社に就職、転職する際に「ポートフォリオ」は必要なのか?』
『ポートフォリオに何を載せればいいのか?』
『未経験なので「ポートフォリオ」に載せられるモノがない!』
『採用されるためには、どういうポートフォリオを作ればいいのか?』

これまで、私は2社ほど制作会社の採用担当、面接官という立場で多くの方を面接してきました。そして私自身も、1社目は業界未経験として、2社目は経験者として就職、転職してきたので、その経験をもとに、これらの疑問についてお話しようと思います。

Web制作会社に就職、転職したいならポートフォリオは必須です!

未経験からの就職であろうと、経験者としての転職であろうと「ポートフォリオ」は必須です。私がいた会社で、「ポートフォリオ」がない方が採用されたことはありませんでした。(アルバイトやインターンであれば、ポートフォリオがなくても採用した方はいました。)

私のいたWeb制作会社は約7人~25人ぐらいの社員数でした。だいたいこれぐらいの社員数のところの制作会社が多いのではないでしょうか。100人以上の社員数抱えているところもありますが、そんなに多くはないように思います。

入社すると、業界未経験から就職の方なら、先輩の下にアシスタント的について仕事を覚える。転職で即戦力の方なら、まずチームの一員として仕事に慣れてもらう。そのような形から仕事が始まると思います。
採用する側は、面接時にすでに「この人を採用したら、どの仕事をまかせようか?」と考えてながら面接しています。「ポートフォリオ」がないと、「この人は何がどれくらいできるのか?」「少なくともこれならできる。」という判断ができないのです。

「ポートフォリオ」がないというだけで、ほぼ選考から外れます。20~30人程度の社員数の制作会社が、一度に大量に採用することはまずないので、会社としても「何ができるかわからない」人を採用するのは怖いのです。

たまに「ポートフォリオ」を持たず、「やる気」をアピールされる方がいますが、採用側としては「やる気はあるのに、何でポートフォリオはないの?」って思ってしまいます。

ポートフォリオってどういうモノを作ればいいの?

ポートフォリオの基本構成

「ポートフォリオ」の構成として、まず「トップページ」があって、「自己紹介(about)ページ」があって「作品(work)ページ」というのが基本的な構成だと思います。
業界経験のある方は、「作品(work)ページ」には今まで自分が関わった案件を載せれば良いと思います。しかし業界未経験の方は、そもそも「作品(work)ページ」に何を載せていいのか分からない、という方が多いかと思います。

業界未経験者は「作品(work)ページ」に何をのせたらいいか?

Web系の学校を出ている方であれば、学校の課題で作った作品や卒業制作などを「作品(work)ページ」に載せるのも良いかと思います。私の場合、Web系の学校を出ていたので、学校で作った幾つかの課題をポートフォリオとしてまとめたモノと、在学中に作った知り合いの会社のサイトを、自分の実績として就職活動していました。知り合いのために作ったサイト(会社やサークルなど)と、簡単な自己紹介サイトを持って就職面接に来られる方は結構おられました。

もし、そのうような学校を出ているわけでもないし、Webサイトを作りたがっている知り合いもいない方は、例えば架空のレストランだったり、ホテルなどのサイトを作ってみたら良いかと思います。
なるべく4~6ページ程度のWebサイトをまるまる作ってみると良いと思います。
写真は例えば「pexels」など無料のものを使って、テキストは適当にその辺のサイトから持ってくれば良いと思います。実際、そのような架空のサイトを作って実績として面接に持って来られる方もいました。
もちろんネットにアップする時は、IDとパスワードをつけて特定の人にしか見られないようにして、決して「誰でも見れる状態」にしないよう注意して下さい。

別にWeb系の学校を出ているから採用に有利、不利ということは、少なくとも私がいた会社では全くありませんでした。採用する側として見たいのは、「何ができるのか」なので、それを「ポートフォリオ」でしっかりアピールできていれば、経歴はあまり関係ありません。

業界経験者の「作品(work)ページ」の見せ方

業界経験があって転職希望の方のポートフォリオに関しても、「トップページ」があって、「自己紹介(about)ページ」があって「作品(work)ページ」という構成が基本だと思います。
ただ、未経験の方と比べて、「作品(work)ページ」がより重視されると思います。経験者の方に求めるのは、「何ができるのか」ということはモチロン、どうようにこれまで案件に関わってきたか、いわゆる経験の部分も問われると思います。
「作品(work)ページ」というと、サイトのトップページ+中ページのスクリーンショットを張って、そのサイトへのリンクテキストを置く、というのが一般的だと思います。
別にそれでも良いのですが、「その案件はどのようなもので、自分がどのように関わったか」を書いておくと良いと思います。採用する側としては、そこが一番気になる部分だと思います。案件ごとに、そのような説明を詳しく書いている方はほとんどいないので、書いておくと印象は良いかと思います。
経験者の方は、「作品(work)ページ」を通じて自分の「経験」をしっかりアピールするのがポイントだと思います。面接のためにも、今まで関わった案件について説明できるように準備しておくと良いと思います。

コーディングが苦手なデザイナー、デザインが苦手なフロントエンドエンジニアはどうする?

いざ「ポートフォリオを作ろうとした時に、デザイナー志望の方にとってコーディング、フロントエンドエンジニア志望の方にとってはデザインが、悩みどころだと思います。自分の経験上、最終的に採用された方たちは、デザイナー志望でもフロントエンド志望の方でも、それなりにデザイン、コーディングしたものを持って来られていました。
採用する側としては、デザイナー志望の方にコーディングのクオリティはそれほど求めていないですし、フロントエンド志望の方にもデザイン力をそれほど求めていので安心してください。もちろん自分なりにでもベストを尽くしてください。見る人が見ると「流して作ったな」とか「あれをまるまるパクったな」とか、わりと分かってしまいますので、気をつけて下さい。
逆にデザイナー志望の方で、きれいなコーディングされていたり、フロントエンド志望なのにデザインがキレイだったりすると、確実にプラス評価になります。
ただ会社によっては、デザイナー、フロントエンドと業務を明確に分けていない所もあるので、そのような会社の場合、やはりデザイン、コーディング両方のクオリティを見られると思います。

どんなにポートフォリオ良くても採用されない時もある

ここまで「ポートフォリオ」について色々と書いてきましたが、私の経験上、「ポートフォリオ」の善し悪しだけで、採用が決まることはありませんでした。「ポートフォリオ」プラス「会社に合うか」を見て判断していました。
制作会社では少人数で四六時中同じ部屋で仕事をしますし、基本チームを組んで仕事をします。なので、会社の「社風」というか「空気」に合わないと、かなり「ストレス」を感じると思います。採用する側としても、その事は承知しているので、「この人はウチに合わないかな」という方は、採用されない傾向にあります。
「空気」の合わない会社に就職しても、「採用された側」も「採用した側」もお互い不幸な結果になってしまいます。なので「ポートフォリオ」がどんなに良くても採用されない場合もあるので、たとえ採用されなかったとしても、あまりネガティブにならずに気持ちを切り替えていった方が良いと思います。

採用されるためのポートフォリオをつくるなら

もし、今自分が未経験だとしてWeb制作会社にデザイナー志望として就職するために「ポートフォリオ」を全力で作るなら、で考えてみます。

まず基本構成は「トップページ」があって、「自己紹介(about)ページ」があって「作品(work)ページ」のモノを作ります。「作品(work)ページ」がポイントだと思うので、そこに一番力を入れます。
未経験で実績がないので、例えば架空のレストラン、旅館、清涼飲料水などのページ、トップページ+中1ページでもちろんコーディング(レスポンシブ)されたものを、最低でも4点ぐらい作って、ひとつひとつにコメントをつけて「作品(work)ページ」に載せます。この架空のサイトもなるべくサイトのテイストがばらけるように作ります。自分はデザイナー志望なので、自分の引き出しの多さをココでアピールします。
「作品(work)ページ」には架空のサイト以外にも、私は趣味で写真を撮るので、その撮った写真も載せます。実際、このような写真など、例え趣味レベルであっても、できることをアピールした方が良いと思います。イラストやDTM、動画編集などやブログなど、できる事、やっている事があれば、アピールするとレア感が出てプラス評価につながります。私も入社後実際に、仕事として撮影する機会も結構ありました。

正直ここまでで十分かなという気もしますが、さらにダメ押しで、6ページ程度の架空の、例えば家具屋のサイトをつくります。サイトまるまる一通り作れることをアピールします。
未経験の新人は、入社後すぐにトップページのデザインを任せられることはまずなく、だいたい中ページの量産が必要なページの制作や、細々とした作業を、先輩の指示のもと担当すると思います。なので、サイトまるまる作り、色々とできる事をみせて、入社後すぐにでも即戦力になれることをアピールします。

もしここまで「ポートフォリオ」を作りこんで不採用だったとしても、それほど気にしないと思います。もちろん「ポートフォリオ」のブラッシュアップや反省はすると思いますが、「相性が合わなかったんだな」ぐらいに思います。(今の自分なら「気にしない」でしょうが、当時の自分だったら間違いなく落ち込みます。)


就職転職のための「ポートフォリオ」はあまり奇をてらわず、「自分のできる事」をしっかりアピールすることが大切だと思います。
長々と書いてきましたが、Web業界に就職、転職を希望されている方に、この文章が少しでもお役に立てれば幸いです。

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