就職・転職

未経験からWEB制作会社への転職ロードマップ

2021/03/22

※ 本ページはプロモーションが含まれています。

・未経験からWEB制作会社に転職するにはどうしたらいいの?
・WEB制作会社に転職するために必要な勉強は?

そんな疑問にお答えします。

未経験からWEB制作会社へ転職する方法について解説します。

私の簡単なプロフィールを紹介します。
現在フリーランスで主にWEB制作をしています。
以前はトータルで12~13年ぐらいWEB制作会社で働いていました。転職経験は1回で、つまりこれまで2社ほどWEB制作会社で働いてきました。
2社とも広告代理店や、又は直接企業から発注を受けWEBサイトを制作する、制作メインのWEB制作会社でした。2社目では制作業務とプラスして採用業務も行っていました。

会社に必要とされる能力があれば採用されます

当たり前のことですが、「会社が必要としている能力がある人材」であれば採用されます。

未経験からWEB制作会社へ転職するには、「その会社が必要としている能力があることをアピール」できれば採用される可能性はかなり高くなります。

そうなると

・会社が必要としている能力は何か?
・どうやって自分の能力をアピールするか?

というポイントが重要になってきます。

結論から言うと、「求人サイトなどを利用して会社側が必要としている能力を調べて、ポートフォリオを作成して自分のスキルをアピールする」ということになります。

大まかな流れとしては、

という感じでしょうか。

以下それぞれの項目について詳しく書いていきます。

WEB制作会社にも色々ある?

そもそもWEB制作会社といっても色々なタイプの制作会社があります。

例えば、

・広告代理店や、又は直接企業から発注を受けWEBサイトを制作するWEB制作会社
・自社メディアや自社サービスの制作運営を行う制作会社
・特定の企業やそのグループ企業のWEBサイトの制作運営を行う専属の制作会社
・主に営業を主体とした制作会社

と色々なタイプの制作会社があります。

広告代理店や、又は直接企業から発注を受けWEBサイトを制作するWEB制作会社

一般的にイメージされるWEB制作会社がこのタイプだと思います。私がこれまで働いた制作会社もこのタイプになります。

業務内容は、広告代理店や、又は直接企業から発注を受けWEBサイトを制作する、というのがメインの業務になります。

細かい業務内容は案件ごと、WEB制作会社側の体制によって異なりますが、企画立案やサイト運営なども行う場合もあります。案件や会社によってはスタジオ撮影やロケなども行う場合もあります。

大きな制作会社などは、案件によっては制作自体は他社の制作会社に外注して、自社はスケジュール管理やディレクションのみ行う場合もあります。

サイト制作業務にプラスアルファで何をやるのかは、制作会社によってまちまちです。

WEBサイト制作もやりながら自社アプリやサービスの開発を行ったり、サイト制作と合わせてWEBマーケティングのサービスを提供する会社もあります。

自社メディアや自社サービスの制作運営を行う制作会社

他社からの業務委託でサイト制作はせず、自社のサイトやサービスの制作や運営が主な業務になります。どのようなWEBメディアやサービスを運営するかによって業務内容は大きく変わります。

制作に関して、全て社内で内製化している場合もあるでしょうし、WEBメディア運営などであれば外部のライターやカメラマンの発注が主な業務になる場合もあります。

特定の企業やそのグループ企業のWEBサイトの制作運営を行う専属の制作会社

WEB制作会社という形では、あまりこのタイプの会社は多くありませんが、自社や自社グループ専属のシステム会社として自社のサイトの運営管理を行う会社は多くあります。

このタイプの会社だと、基本的に自社サイトの制作や、例えばキャンペーンサイトのようなサイトに関しては、外部のWEB制作会社に委託する場合が多いようです。

自分たちは主に社内向けのサイトなどを制作したり、サーバーの管理、既存サイトの管理運営などを行います。

主に営業を主体とした制作会社

WEBサイトの制作を請けっていますが、社内に制作スタッフが全くいないか、又は少数しかおらず、制作業務は外部の制作会社やフリーランスのスタッフに出している会社もあります。

WEB制作会社と思って入社したら、制作を一切しないWEBマーケティング会社やSEO専門の会社だったなんてこともあります。

インハウスデザイナー

一般の企業に専属のWEBデザイナー(インハウスデザイナー)として就職するパターンもあります。

仕事内容は、もちろん会社によって異なりますがサイト制作や運営は行いますが、作業量が多い場合、例えば新サイトの立ち上げやリニューアルなどの場合は外部の制作会社と協力して制作を行うことが多いように思います。

一般企業でインハウスデザイナーを社内に何人も抱えている企業はなかなかありません。なので、どうしても作業量の多い、人手が多くいる作業は社内の人間だけでこなすのは難しくなり、制作自体は外注することが多くなります。

WEB制作会社選びの注意点

このようにWEB制作会社と言っても色々なタイプがあります。

採用応募する前に必ずその会社がどのような業務を行っているのかを、その会社の公式サイトや転職サイトの募集要項などで事前に確認しておきまよう。

また同じ「広告代理店や、直接企業から発注を受けWEBサイトを制作する」するタイプのWEB制作会社でも、会社によって業務内容は大きく異なります。

特に大きな制作会社になると、業務も細分化されている傾向にあります。本当は制作がしたくて入社したのに配属されたのがディレクション業務で一切制作をさせてもらえない、なんてこともあり得ます。

面接時など入社前に「実際に入社後に自分はどういう業務を受け持つのか」を必ず確認しておいた方がいいでしょう。

また業務としてサイト制作はしているものの、実際の業務は、例えば楽天などのネットショップの作成、更新がほとんど、なんて場合もあるので業務内容はしっかり確認しておきましょう。

このような社内の体制などは、なかなか募集要項などからは把握しづらいので、例えば「転職会議」など会社の「口コミ」などがのっているサイトを使って事前に確認しておくといいでしょう。

転職会議

WEB制作会社に転職するために必要なスキル

自分はどのタイプの制作会社に転職したいかによって必要なスキルは異なってきます。

「広告代理店などから発注を受けサイト制作するWEB制作会社」であれば、WEBサイト制作に必要なHTML/CSSそして特にデザイナー志望であれば、デザインスキルが必須になってくるでしょう。

自社メディアやサービスを運営している会社であれば、そのメディアやサービスを運営するために必要な、例えばwordpressやphpなどのスキルが求められるでしょう。

WEBサイト制作を主な業務とするWEB制作会社の場合

広告代理店などから発注を受けてWEBサイトを制作するタイプのWEB制作会社へ転職したいのであれば、

HTML/CSSとAdobe PhotoShopは必須です。

デザイナー志望であればPhotoShopを使ってのデザイン作成は特に面接時に重視されます。またデザイナー志望でもHTML/CSSで一通りWEBサイトを作成できるだけの能力は必要です。

フロントエンドエンジニア志望であれば、デザイン能力自体はそこまで重視されないかもしれませんが、HTML/CSSの能力はしっかり見られます。

フロントエンドエンジニア志望ならHTML/CSSにプラスしてjQuery(javascript)がある程度できた方がいいでしょう。

jQueryは「ちょっと古い技術」と言う人もいますが、実際現場ではよく使うので覚えておくといいでしょう。jQueryを入り口にjavascriptの学習をしてもいいかもしれません。

会社によっては、特に新人はデザイナーとエンジニアを分けていない会社もあるので、HTML/CSS、PhotoShopできればjQuery(javascript)を押さえていたほうが賢明でしょう。

ある程度レベルの高い会社へ転職を希望しているのであれば、HTML/CSS、PhotoShop、jQuery(javascript)あたりは基本だと思ったほうがいいでしょう。そこにプラスして何ができるか、またはHTML/CSS、PhotoShop、jQuery(javascript)などの個々の技術のレベルの高さが求められます。

フロントエンドエンジニア志望の人は注意

特定の会社に転職したいフロントエンドエンジニア志望の人はチョット注意が必要です。

会社によって求められる技術が異なる場合があります。

例えば、wordpressの案件が多い会社であれば、wordpressの能力が求められますし、Vue.jsやReactなどのフレームワークを使った開発を主に行っている会社であれば、それぞれVue.jsやReactの知識が求められます。

やはり、特定の会社に転職したいのであれば事前に募集要項などで、転職のために必要なスキルを調査、確認しておくといいでしょう。

入社後に勉強はNGワード

面接をしているとたまに「入社したら勉強がんばります」的な事を言う方がいましたが、この発言はNGです。絶対言ってははダメです。落とされます。

制作会社では基本的なHTMLやCSS、PhotoShopの使い方は教えません。会社側からすると、基本的なHTMLやCSS、PhotoShopぐらいは自分で勉強してという感じです。

制作会社は人手が欲しいので、採用募集をかけています。

HTMLやCSS、PhotoShopあたりができないと仕事になりませんし、一から教えるとなると会社側からすれば単に余計な仕事が増えるだけです。

プログラミングスクールはいきなり入らない方がいい

未経験でWEB制作会社へ転職を希望している方が、いきなり「プログラミングスクール」へ入学することはおススメできません。まづは、独学でドットイントールやProgateなどの動画学習サイトや、初心者向けの書籍などで勉強してみることをおススメします。

そもそもWEB制作を今後仕事としてやっていけるかの向き不向きもありますし、当初デザイナー志望だったけど勉強していくうちにフロントエンドエンジニアに興味が湧いてきた、なんてこともあります。

いきなり何十万もかけてスクールに通うまえに、まづは独学でWEB制作はどんなものかを把握しておくといいでしょう。スクールにお金を払った後に、「WEB制作が自分に向いていないかも」なんてことになったらお金がもったいないです。

【超初心者向け】ゼロからのHTML/CSS勉強法【独学】

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只これは決してプログラミングスクールを否定するものではありません。

私自身もWEB制作系のスクールに通ったあとWEB制作会社に就職しました。

スクールに通ったことは決して無駄だったとは思っていません。多分スクールに通っていなかったら、WEB制作の仕事はやっていなかったでしょう。

独学でWEBの勉強をしてWEB制作を仕事として続けたいと思えたら、プログラミングスクールも検討してみてもいいかもしれません。

プログラミングスクールでは日々の学習の質問、相談も受け付けていますし、今は転職のサポートまでしてくれる所も多いようです。

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採用の合否のカギはポートフォリオ

WEB制作会社へ転職にはポートフォリオが必須です。

採用側はポートフォリオを通して、志望者のレベルを確認します。なので、ポートフォリオの作りこみは気合いを入れて制作してください。

採用側からすると「ポートフォリオのクオリティ」はかなり重視しています。

Webデザイナー・フロントエンドエンジニアに就職、転職したいなら、どのようなポートフォリオを作れば採用されるか。

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求人募集を探す

ポートフォリオができたら求人探しです。

募集求人を探す方法として、大まかに

・制作会社のサイトから探す
・求人サイト、転職エージェントを利用する

この2パターンがあるかと思います。

制作会社のサイトから探す

制作会社のWEBサイトから求人募集を確認して、自分で応募する方法です。

ただこれは会社によっては、とりあえず求人募集のページを作ってそのままにしている場合があります。この場合は、採用にそれほど積極的ではなく、「いい人がいれば」ぐらいの気持ちでいる可能性があります。

逆に自社のサイトに求人募集のページを用意していないけど、実は採用に積極的だったりする場合があります。この場合は、採用の募集はしていないとあきらめずに、求人サイトなどにその会社の求人募集が出ていないか確認してみるといいでしょう。

自社サイトで求人募集している場合は、あまり細かく募集要項は書いていないことが多いので、求人サイトを利用して募集要項を確認しておくといいでしょう。また、「転職会議」など利用して社内の口コミなども合わせて確認しておくと、入社後「思っていたのと違う」なんて事になる可能性も低くなるでしょう。

転職会議

求人サイト、転職エージェントを利用する

簡単に言うと、「求人サイト」とは、求人募集から企業を選んで、自ら応募するというものです。(例: リクナビNEXT)
一方、「転職エージェント」(例:レバテック)とは、エージェントに志望条件などを伝えてエージェントに転職先を探してもらう、というものです。

給与などの待遇面などもエージェントが企業と交渉してくれたりします。

私も以前は採用側として「転職サイト」も「転職エージェント」も両方利用したことがあります。

「転職サイト」の場合だと、人材募集の広告のサイトへの掲載料は数千円と言う感じでした。サイトによっては「タダでもいいから載せてくれ」と言うところもありました。

ちなみに、ある程度お金を払えば写真数点+インタビューを載せた専用ページを作成してくれるサイトもありました。

一方「転職エージェント」の利益の上げ方は、会社が人を採用した時点で「採用した会社」が「転職エージェント」に対して、採用した人の年収の何%かを支払うという形になります。

このようなことからも、「転職サイト」よりも「転職エージェント」のほうが採用の本気度は高いと言えるでしょう。実際、自分がいた会社でもすぐにでも人が欲しい場合は「転職エージェント」を利用していました。また、「転職エージェント」でしか採用募集をしていない会社もあります。

転職先を探す際は、「転職サイト」「転職エージェント」を上手く使って転職先を探すといいでしょう。あわせて「口コミサイト」などを使って必ず社内の様子を確認してきましょう。

リクナビNEXT

IT・Web転職特化エージェント【レバテックキャリア】

アルバイトから始めてみる

WEB制作会社にアルバイトとして入社して、そのまま社員になるという方法もあると思います。

実際、自分の働いていた制作会社にもそういうルートで未経験から社員になった人はいました。

ただ、個人的な意見としては、アルバイトから始めるぐらいなら、ポートフォリオを作って正社員の面接を受けた方がイイと思います。

もちろんアルバイトでもWEB制作会社で働けば「未経験」から「経験者」になりますが、経験の内容にもよりますがアルバイトとしての経験であれば、面接時にちょっとだけ有利になるぐらいだと思います。

もし学生でアルバイトとしてWEB制作会社で働いた経験があり、新卒としてWEB制作会社に就職活動している、というのであれば、アルバイト経験はそれなりに有利に働くと思います。

まとめ

未経験からWEB制作会社に転職を成功させるポイントは

・転職先を調べる
・必要な技術を学習する
・いいポートフォリオつくる

この3つだと思います。

気合を入れていけば、未経験でも勉強を始めて半年から1年ぐらいで転職可能だと思います。

WEB制作会社に転職を考えているのであれば、まづはWEB制作会社の募集要項を色々と見て、どんな事が求められているかを確認しておきましょう。

そこから何を勉強するべきかを考え、学習していきます。そして最終的には、数か月後にポートフォリオを作成することを意識して学習していくといでしょう。

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