就職・転職

30代未経験でWEBデザイナーになれるのか?

2020/09/04

「30代で未経験だけど、今からWEBデザイナーになれるのか?」

「30代未経験だけど、WEB制作会社に就職できるのか?」

「どうすれば30代未経験でWEBデザイナーになれるの?」

多少なりとも15年以上WEB制作業界にいるので、そのような疑問に対して、私なりにお答できればと思います。

結論を先に言ってしまえば、

“30代で未経験でもWEBデザイナーになれます!”
“30代で未経験でもWEB制作会社に就職できます!”

どうすればWEB制作会社に、30代未経験で就職、転職するかについて書いていこうと思います。

30代未経験でも、これまで何人も採用してきました。

私が以前働いていたWEB制作会社では、私が働いていた約7年の間に、未経験で30歳以上の方を3名採用しました。

1人は当時33才、もう一人は33、4才、もう一人は31ぐらいだったと思います。私が勤めていたWEB制作会社は当時社員10程度の零細企業だったので、年間で採用する人数は1~2人程度で、年によっては全く採用しない年もありました。

30代で未経験の方を採用することは、決して特別のことではありません。大手メーカー所属のWEBデザイナーとかになるとまた話は違うのでしょうが、小規模のWEB制作会社はそこまで年齢を気にしていないところが多いと思います。

一般的なメーカーや、営業職などにくらべて、WEB制作会社は年齢による就職・転職の「有利」「不利」はあまりないように思います。

私自身も当時勤めていた会社の採用活動に関わっていたのですが、「30才以上だから」という理由だけで不採用ということはありませんでした。当時の社内での雰囲気でいえば、

  • 33才ぐらいまでなら、あまり気にしない。

  • 未経験で36才以上ぐらいとなるとちょっと厳しいかな。

  • 未経験でも、20代にくらべて30代の方は受け答えがしっかりしているので、お客さんの対応も任せやすい。

  • 同じ未経験で、能力的にも大差ない20代の方と、30代の方が採用候補に残ったら、年齢ではなく会社との相性で選ぶ。

採用時に社内ではこのような感覚がありました。

30代未経験がWEBデザイナーに採用されるために最低限必要なこと

もちろん採用面接を受ければ誰でも合格するというわけではありません。

それでは、30代未経験なのに採用される人は、どういう人なのでしょうか?

ひと言でいうと、「会社にとって役に立つ人」です。つまり、その人を採用することで会社に「利益」をもたらす事ができる人です。
逆に言うと、「会社に利益をもたらすことができない人」は採用されません。

WEB制作会社は企業からWEBサイトの制作依頼を受け、WEBサイトを制作することで収入を得ています。なので、少なくともWEBサイトを作る事ができる人であれば、「会社に利益をもたらす事ができる人」となります。(もちろん、プロとしての仕事なので、クオリティ、作業スピードなどが求められます。)

30代未経験でWEBデザイナーになりたいのであれば、「WEBサイトが作れる能力があること」を面接時に証明していけば、WEBデザイナーとして就職、転職は可能でしょう。「WEBサイトが作れる能力」が高ければ、それだけWEB制作会社への就職、転職の可能性は高くなります。

面接時に、全くWEBサイトも作れず、ポートフォリオも持たずに採用面接を受けて、「採用されたらWEB制作の勉強がんばります!」とか絶対に言ってはダメです。一発で落とされます。大手のWEB制作会社でも全くのゼロから人を育てる余裕はないですし、会社としても「なんで今まで勉強しなかったの?会社は学校じゃないよ。」と思ってしまいます。印象は最悪です。

WEBデザイナーになるための必要な技術

それでは、なにを勉強していけばいいのでしょうか?

技術的には

・PhotoShopを使ってのデザイン
・HTML/CSS/Javascript(JQuery)を使ってのコーディング

この2つが最低限理解しておいてもらいたい技術です。
もちろん、完全に理解する必要はありません。何年もやってるベテランでも完全に理解している人はなかなかいません。

Photoshopについては、基本操作をマスターしていて、ある程度PhotoShopを使ってデザインを作り慣れているぐらいの技術が欲しいところです。

HTML/CSSはある程度基本的なレイアウトがコーディングができる能力が必要です。コーディングのスピードを早くすることを、常に意識しながら練習するとイイでしょう。実際の現場では、コーディングの「うまさ」「速さ」の両方を求められます。

Javascriptに関しては、とりあえずjQueryの勉強を進めた方がイイでしょう。未だにjQueryは現場でよく使うので、覚えておいたほうイイでしょう。全くのゼロから書ける必要はないので、とりあえずよく使うスライドショーなどのプラグインをカスタマイズできるレベルを目指しましょう。

ただこれは、あくまでも最低限必要なレベルなので、ここからどれだけレベルアップできるか、プラスアルファの能力を身に着けられるかが、就職、転職のカギになってくると思います。

どうやって勉強するか? 独学orスクール?

独学での勉強

独学で勉強するなら

・書籍
ドットインストール
Udemy
Paiza

などの方法があります。

書籍関しては、いろいろと見たところ初心者向けの書籍の中で、「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」が一番良さそうでした。WEB制作を仕事にしていきたい人向けに、仕事の進め方から丁寧に解説しています。一番最初に買うならコレという感じです。

ドットインストール、Udemy、Paizaに関して、私自身も体験していてオススメできるサービスです。片っ端から興味あるやつは全てやってみるぐらいの気持で試してみるとイイと思います。

Udemyに関してはコースごとの購入方式なので、全て購入するというのは無理があると思いますが、定期的にセールで1コース1000円~2500円程度になるので、その時に興味あるものを買ってみるとイイでしょう。有料だけあって質の高いものが多いですし、どのコースもサンプルを見れるので、自分に合うものを探してみましょう。例えば、Photoshopの無料講座もあるので一見する価値はあります。

書籍やオンライン学習を通してある程度基礎が理解できたら、繰り返しサイトを作る練習をしましょう。架空で構わないので、「イタリア料理のレストラン」とか「高級な旅館」とか自分でテーマを決めて、デザインを起こしてサイトを作ってみましょう。

同時に色々とサイトを見て、技術的にどうやっているのか疑問に思った部分は調べて試してみたり、カッコイイなと思ったサイトはデザインをトレースして「なぜイイと思ったか?」「なぜカッコイイか?」を研究して下さい。

就職、転職活動用のポートフォリオを作り上げることを、最終目標にして学習を進めてください。

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プログラミング・スクールを使っての勉強

次にプログラミング・スクールを使っての勉強方法ですが、有名どころのスクールを3校程、その特徴などをまとめてみました。

デジタルハリウッド STUDIO by LIG

上野・池袋にある社会人向けの株式会社LIGが運営するWebデザインスクール。

授業形式通学
特長・Web制作会社(株式会社LIG)が運営するスクール
・現役クリエイターによる直接指導
・コンサルタントによる厚い転職支援
コースWebデザイナー専攻
Webプログラミング専攻
説明会/体験コース無料説明会あり
料金6か月 ¥450,000

最大の特徴として、業界大手WEB制作会社LIGが運営しているので、より実践的な学習ができ、LIGで働いている現役のクリエーターのリアルなアドバイスがもらえるのが最大のメリットだと思います。デメリットは校舎が上野と池袋にしかないので、人によっては地理的に通学が難しい人ところでしょう。ちなみに、デジタルハリウッドには他にも色々なコースがあり、全国展開しているので気になる方はチェックしてみてください。

プログラミングのオンラインスクールのCodeCamp

オンライン完結型のプログラミング学習サービス。

授業形式マンツーマンのオンラインレッスン
特長・オンラインマンツーマンレッスン
・オンラインで365日/7時〜24時迄、時間と場所を選ばずに学習できる
・就職支援サポートあり
コースデザインマスターコース
プレミアムクラス
説明会/体験コース無料体験レッスンあり
料金4か月プラン(デザインマスターコース) ¥248,000

特徴としてはオンラインでのマンツーマンでレッスンを受けられるところでしょう。また講師も自分で選べるので、自分にあった学習が進められると思います。オンラインで365日、7時〜24時迄の間、好きな時間と場所で学習できるので、働きながら勉強したいと思っている忙しい方に向いているのではないでしょうか。

TechAcademy [テックアカデミー]

オンライン完結型のプログラミングスクール。

授業形式オンライン完結型のプログラミングスクール
特長・毎日15〜23時のチャット・レビューサポート
・週2回マンツーマンでのメンタリング
・転職サポートあり
コースWebデザインコース
フロントエンドコース
説明会/体験コース無料体験あり
料金8週間プラン(各種プランあり) ¥199,000

TechAcademyの特徴としては、多彩なコースから選べるということでしょうか。Web制作関連のコースだけでも、上記以外にも「UI/UXデザインコース」「Webディレクションコース」「Webマーケティングコース」などあり、それらのコースを組み合わせて受講することも可能なようです。また、短期集中の4週間コースにすれば、¥149,000円と他と比べて安く受講できます。

※ 各スクールのサービス内容、料金につきましては変更される場合がありますので、各スクールのサイトで最新情報をご確認ください。

私もスクールに通ってました

私自身も「デジタルハリウッド」の夜間コースに通って、そこから制作会社に就職しました。確か週2回で1回3時間ぐらいの授業だったと記憶してます。今でもあるのかわかりませんが、当時企業を招いての卒業制作の発表会があって、そこで後の就職先の企業に声をかけられたのがキッカケで就職しました。

もし私が上の3つのスクールから選ぶとしたら、本当はデジタルハリウッド STUDIO by LIGに行きたいところですが、地理的に無理なので、「CodeCamp」「TechAcademy」のどちらかにすると思います。ただネットからの情報だけだと分からない部分もあるので、無料の体験レッスンを受けてみて、その時にいろいろ相談して自分にあった方を選択すると思います。

それぞれの勉強法のメリット・デメリット

独学で学習を進めるにしても、プログラミング・スクールを使うにしても、それぞれメリット・デメリットはあります。

独学のメリット・デメリット

メリット

・いつでも好きな時に学習できる。
・あまりお金がかからない。
・自分のペースで学習できる

デメリット

・相談できる人がまわりにいない。
・すべて自己解決しなければならない。
・ついついダラケてしまう

プログラミング・スクールのメリット・デメリット

メリット

・相談できる相手がいる。
・短期集中で学習できる。
・就職サポートがある。

デメリット

・お金がかかる。
・時間・場所の融通がきかない。
・スクールの言われたことだけやって安心してしまう。

時間がない30代にはプログラミング・スクール+独学で最速でWEBデザイナーに

30代未経験でWEB制作会社に就職したいと思っているなら、「プログラミング・スクール + 独学」をオススメします。30代の方は、20代の方に比べて時間の余裕はあまりありません。最速で「採用されるだけの技術力」と面接時に持っていく「ポートフォリオ」を作り上げなくてはなりません。

私の考えですが、技術力をつけるために必要なのは「学習量」です。特に初心者のうちは、どれだけ量をこなしてきたかが顕著に「能力」に出ます。ただし、やみくもに勉強をすればイイというわけではありません。最大限効率的に学習していくのがいいでしょう。

20代や学生なら、思うがままに量をこなしていく勉強法はアリだと思います。正直その方が楽しいですし。けれども30代からの就職、転職を考えているなら、あまり悠長なことは言ってられないので、最短距離を最速で学習していく必要があるでしょう。

「独学」でバンバン勉強しつつ、「プログラミング・スクール」を使って効率的に学習を進める方法がベストだと思います。

プログラミング・スクールだと、メンターや講師に色々と質問できるのが最大のメリットです。
身近に相談できる相手がいるだけで、学習効率はかなり上がります。学習方法や内容についても相談するといいいでしょう。メンターや講師の方は、現役のデザイナーの方が多いようなので、本当に実践的なアドバイスがもらえると思います。

また、デジタルハリウッドのような通学形式だと周りの受講生からの刺激も受けるので、気合が入ると思います。

ただプログラミング・スクールの課題のみの学習だと、正直かなり学習量が足りません。プログラミング・スクールの授業で教えてもらえることは、基礎的な部分のみだと思って受講した方がいいです。プログラミング・スクールで教えてもらったことをベースに、独自に学習を進めていくのが良いでしょう。

まとめ

30代未経験でWEB制作会社に就職すること不可能ではありません。ただ現実的に、同じ未経験で、同じ能力であれば20代の方を採用する会社が多いと思います。

しかし、30代の方はこれまでのWEB制作以外の部分の経験もあると思います。それを面接時にアピールするとイイでしょう。

別に特別な経験、経歴である必要はありません。営業をやっていた方であれば、それをアピールすればイイと思います。Web制作会社では、お客さんと営業トークができる人は、それだけで重宝がられます。

経理や人事などの業務をやられていた方なら、同じようにそれがアピールポイントになります。WEB制作会社は小規模な会社が多いので、経理や人事などの業務経験がある人は貴重な存在になります。

どんなやり方でも構わないので、しっかりと「技術力」をつけ「ポートフォリオ」を作って、これまでの経験も含め面接時にアピールすれば、WEB制作会社への就職、転職への道も開けるでしょう。

以上、長々と書きましたが少しでも誰かの役に立ったなら幸いです。

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