Unity

プログラミング未経験の私がUnityで初めて作ったアプリをリリースするまでにやった事

2020/08/03

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Unityを始めてから約8ケ月でアプリをリリース

プログラミングの経験はほぼありませんでしたが、Unityを始めて約8ケ月でスマホアプリをリリースしました。その過程、やった事、感じた事などを書こうと思います。
「Unityやってみたいな」「ゲームを作ってみたいな」と考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

作ったゲームアプリ

つくったゲームアプリは「Rockety」というゲームです。「Apple Store」と「Google Play」両方でリリースしています。ゲームシステムは、タップするとロケットが上(前)に進み、ある程度で減速・停止し、下(後ろ)に落ちてきます。飛んでくる障害物をタップしてよけていく、というゲームです。自分で作っておいてなんですが、正直クソゲーです。ぎりぎりゲームの体裁をとっている程度のものです。ただ当時の自分にとっては、それができる事の全てでした。

※)2021年10月現在 iOS版は削除しました。

アプリを作り始める前までにやった事

プログラム経験はほぼ無し

本職はデザイナーなので当時の私は、プログラム経験はほぼありませんでした。
せいぜい仕事でHTML、css、jQueryをいじる程度で、「if文は知ってる」けど「配列、クラスなにそれ」みたいなレベルでした。

本のサンプルをひたすら作る

最初に「Unity 3D/2Dゲーム開発実践入門」という書籍を購入しました。初歩的なゲームのチュートリアルが幾つかのっているので、それをひたすら作っていました。
そして作ったらパラメーターなど色々と変えたり、改造をしていました。それが一通り終わったあと、つづいて「Unityの教科書」そして「UnityではじめるC#」と購入して、同じようにチュートリアルをつくっては改造してを繰り返していました。

この2つの書籍も「Unity 3D/2Dゲーム開発実践入門」と同じように初心者向けの内容となっています。強いて言えば、「UnityではじめるC#」が若干難しいというか、タイトルの「UnityではじめるC#」にもあるように「C#」についての説明が詳しく書いているので、プログラミング初心者にはちょっと難しく感じるかもしれません。
自分的には、「Unityの教科書」→「Unity 3D/2Dゲーム開発実践入門」→「UnityではじめるC#」の順番で進めるのが、難易度的にも良いように思います。

余談ですが「Unityの教科書」「Unity 3D/2Dゲーム開発実践入門」「UnityではじめるC#」などの書籍はほぼ毎年改訂版が出版されているので、なるべく最新の書籍を購入することをオススメします。古い版の書籍だと、書籍内で扱っているUnityのバージョンが古く、場合によっては最新版のUnityとは操作が異なる場合が出て来ます。特に初心者の方だとかなり混乱してしまうと思うので、なるべく最新版の書籍を購入しましょう。

最初は落ちものパズルゲームを作ろうとした

ある程度チュートリアルをこなしたので、そろそろゲームを作ろうかと思い、当初「テトリス」や「ぷよぷよ」のような「落ちモノパズルゲーム」を作ろうと思いました。
しかし、いざ作り始めると『びっくりするほど何もできない!』という現実にぶち当たりました。何から始めていいのかすら分からない状態でした。

ネットでチュートリアルを探して、また作る

力不足を感じて、今度はネットでUnityのチュートリアルを探しては、試しての繰り返しをまた始めました。例えばちょっと古いですが「2Dシューティングゲーム」や、「おもちゃラボ」さんのチュートリアルなどやっていました。他にも色々とネットでチュートリアルを探しては試していました。

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アプリを作り始める

再度、アプリを作り始めました。今回は前回の反省を活かして、「作りたいものをつくる」のではなく、「作れるものつくる」に方針変更しました。とにかく完成させることを目標に開発を始めました。この間もチュートリアルを探して試すを繰り替えしていました。

そのままリリースまでいったわけではなく、だいたい全体の4分の1ぐらいまで出来上がったところで、最初から作り直しをしています。開発をすすめているうちに、コードや全体のつくりが、なんというか「汚い」というか「バラバラ」な感じがしました。当然、行き当たりばったりで開発をはじめたので、「汚い」のは当り前です。
このまま開発を続けていったら多分どこかで自分自身が、訳が分からなくなってしまいそうだったので、一から作りなおしました

開発しながら、良さそうなチュートリアルがあれば試してみて、分からないところがあればググってみる、を繰り返して何だかんだで、だいたい3ケ月半ぐらいかかってリリースしました。デザイン、プログラミング以外にも効果音以外の音楽も全部自分一人でやったので、結構時間がかかってしまいました。

完成させることを目標に

最初の一本目のアプリは完成させることを最優先させた方が良いと思います。アプリ開発は時間がかかるし、やらなければならない事はたくさんあります。
最初は夢がふくらんで「アレもコレも」と色々機能を詰め込みたくなりますが、結果何もできなくて、挫折すると思います。

デザイナー出身の私にとって、とにかく「C#」が難関でした。最初は「C#」で、ちょっとでも理解できないところがあれば、徹底的に調べてを繰り返していました。しかし、実際は調べたところで全く理解できない事も多く、なかなか本来のアプリ開発が進まない状態でした。このままだと、一向に開発が進まないと思い、あまり深いところまで調べず、どうしても理解できない所はそのままにしておく、ことにしました。
多分この方針転換は正解だったと思います。そのまま調べる事を続けていたら、やはり挫折してアプリはリリースできていなかったと思います。調べてどうしても分からない所は、とりあえずほっとくのが良いと思います。そのうち理解できる日がきます。

最後の難関として、アプリの登録(リリース)があります。最初はかなりこの作業で時間がとられると思うので覚悟しておいた方がいいです。AppleStore、GooglePlayに登録する際、アプリのアイコンやスクリーンショット、紹介文など、色々と準備しなければなりません。アイコンやスクリーンショットもサイズ違いでかなりの数作ることになります。ややこしいのが、このあたりの仕様がしょっちゅう変わるところです。

私はAppleStore、GooglePlayにアプリを登録するだけで、3週間ぐらいかかりました。「やっとアプリ完成」と思ってからの3週間はかなりメンタルに来ました。とにかく、最新の情報をググって、やるべきことを理解して、コツコツこなしていくしかないと思います。

AppleStoreならアプリの審査がとおれば、GooglePlayならアプリをアップロードしたら、晴れてアプリのリリースとなります。正直なかなかダウロードされませんが、たまにインドとかロシアとか予想外ところでアプリがダウンロードされているの見るとうれしいです。
どんなアプリでも1本リリースするのに、多くの時間と労力がかかりますが、最初の1本を仕上げる事を目標に開発すると良いと思います。

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