WEBデザイン 就職・転職

Webデザイナーはイラストが描けた方がいいのか?

2020/08/18

※ 本ページはプロモーションが含まれています。

・Webデザイナーになりたいんだけど絵が描けないとマズイ?
・絵が下手なんだけど、Webデザイナーになれる?
・Webデザイナーって仕事で絵を描くことがるの?

デザイン関係の仕事をしていると言うと、「イラスト描いて」「絵が得意でしょ」なんてことを言われたりします。「デザイナー = 絵が描ける」という認識が一般的にあるようです。もしかしたら、Webデザイナーとして就職、転職を希望している方にも、「絵心がないけど大丈夫かな?」と思っている方がいるかもしれません。

私がこれまでWebデザインの仕事をしてきて、まわりの同じような仕事をしている人たちを見てみると、「イラストを描ける」人はあまりいなかったように思います。かくいう私もイラストは描けません。何だったらイラストが描けないことが、ちょっとコンプレックスだったりします。

イラストが描けなくても、WEBデザイナーになれます。

「イラストが描ける事と、デザインができる事」は全く別問題です。別に、イラストが描けなくても全然デザイナーとしてやっていけます。もちろん美大出身のデザイナーなどは、絵が上手い人が多いですが、同じ美大出でも出身学科によって、「絵はあんまり得意じゃないです…」っていう人も結構います。

Web業界、広告業界で仕事をしていて、イラストを描くことは正直そんなにありません。なにかしら「描く」シチュエーションがあるとすれば、資料などを作成する時に、「こういうカットの写真を撮影しますよ」とか「こういう流れの動画を撮影します」とか、説明するのためにイラスト、と言うか最低限相手に伝わるレベルの絵コンテを書く程度です。

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プロのイラストレーターは、絵が上手いだけじゃない

仕事でなにかしらイラストが必要になった場合は、普通は本職のイラストレーターさんに発注します。
イラストは作風によって特に好き嫌いが分かれるので、まずクライアントには何人分かのイラストレーターさんの作品を見せて、その中から選んでもらう形になります。
そして、イラストレーターさんの選考も終わって、描いてもらう段階になると、場合によってはかなり細かく描くものを指示します。「こういうタッチで、こういうポーズをして、20代ぐらいの女性で、服装は…」なんて感じで、結構細かくお願いすることもあります。もちろんクライアントからの修正も入ります。その時は当然描き直しになります。

仕事としてイラストを描くということは、なかなか大変で、ただ絵が上手いだけではなく、クライアントの要望に応えるだけの引き出しの多さが必要なのだと思います。「絵がちょっと得意」レベルで、イラストを仕事として引き受けると、場合によってはエライことになります。

なので、もしちゃんとしたイラストが必要になったとしたら、クライアントの要望に応えるためにも、本業のイラストレーターさんにお願いするのが一般的だと思います。
デザイナーがイラストを描くということは、あまりありません。

イラストが描けることは就職・転職で有利になる

「イラストが描けなくてもWebデザイナーになれます。」と書きましたが、逆に言うと、イラストが描けるとけっこう重宝されます。
資料用の絵コンテを描くにしても量が多かったりすると、かなり時間はかかります。それに、多分デザイナーとしてのコダワリみたいなものだと思いますが、「なるべくカッコいい絵コンテが描きたい。資料を作りたい。」と思ったりします。そんな時、社内に絵心がある人がいると本当に助かります。
また、わざわざイラストレーターさんに発注するまでもない、ちょっとしたイラスト、本当にワンポイント程度のイラストが必要になるときがあります。やはりそんな時、絵心がある人がいると助かります。

「イラストが描けること」はWebデザイナーにとって必須ではないですが、デザイナーでも案外絵が描ける人は多くないので、「イラストが描ける」人は重宝されると思います。

もちろんイラストレーターとしても、デザイナーとしても第一線で活躍されている方もいらっしゃるので、イラストレーター兼デザイナーを目指してみるのもアリだと思います。

絵が描けるデザイナーはかっこいい

私がまだ新人の頃、一緒に仕事をさせていただいた他社のデザイン事務所のデザイナー兼ディレクターの方が、とても絵が上手な方でした。
ある時、打ち合わせ終わりに近所のファミレスで食事でもしようかということになり、食事しながら何人かで雑談する機会がありました。その時、なんとなく「馬」の話になって、たわいもない話をしていました。ふと見ると、そのデザイナー兼ディレクターの方が話しながら、ファミレスの紙ナプキンにボールペンで「馬」の絵を描いていました。その馬の絵がとんでもなく上手で感動した記憶があります。
帰り際にウエイトレスさんが、その馬の絵が描いてある紙ナプキンを「忘れ物です」と言って、その方に渡そうとしました。その方は「ただの落書きなので捨てて下さい」と答えていました。

この一連の流れを見て、新人の頃の私は、もう一発で「カッコイイ―!!」というような感じになってしまいました。
多分、これが自分が絵が描けないことのコンプレックスの発端であり、絵が描けることへのあこがれの原因になったのだと思います。

イラストを描けるようになるためにやったこと。

私も「絵が描けないデザイナーの一人」ですが、絵が描けないことにコンプレックスもっていて、自分なりに勉強をしたりしていました。ずっと継続的にイラストの勉強・練習をしてきたわけではないのですが、定期的に本など買ってみたりして勉強・練習してみたりしていました。

今でも正直「絵が描ける」わけではないのですが、その中でも自分的にはUdemyの「The Ultimate Drawing Course - Beginner to Advanced 」という動画のイラスト講座が一番しっくりきました。人物、風景、キャラクターイラストと幅広く、描き方について実際描きながら解説していて、動画だと鉛筆の使い方などが分かりやすいと思います。
定期的に課題が出されて、そのコースを受講した海外の方たちが指定の画像掲示板に課題を(任意で)アップするのですが、他の人たちが描いたもの見ているだけでも面白かったです。

Udemyのコースの課題で、以前私が描いたものです(うまくはないですが…)

今まで、書籍での勉強だと途中であきて辞めてしまっていたのですが、この講座だとわりと楽しく最後までやりきることができました。講義は英語で行われますが、日本語字幕がついているので問題ないと思います。

Udemyは定期的にセールが行われていて、セールになるとだいたい1,000円~2,000円ぐらいの値段で購入できるので、へたな書籍を買うよりお得だと思います。もし興味があればチェックしてみてください。

The Ultimate Drawing Course - Beginner to Advanced(初心者から上級者まで、究極のドローイングコース)

無料で学べる!UdemyのWEB制作に役立つ11講座
無料で学べる!Udemyのプログラミング学習に役立つ15講座
無料で学べる!UdemyのGoogle制作6講座

まとめ

Webデザイナーになるために、イラストが描ける必要はありません。しかし、もしイラストが描けるならその能力は必ず重宝されます。もし、私のように「絵が描ける」デザイナーにあこがれがある方なら、Udemyの「The Ultimate Drawing Course - Beginner to Advanced(初心者から上級者まで、究極のドローイングコース) 」とかで勉強してみるのも良いと思います。

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